今年9月、中国大手webサービス会社京東商城(JD)はニューヨークファッションウィークとロンドンファッションウィークに参加。中国人デザインナーがデザインしたEVE de CINA、Kevin Kelly、NE TIGER、By CreationsとX Landoなどのブランドをファッションウィーク内のJD FASHION内で紹介した。

ここで着用されたアパレルは、ECモールのJD.comで買うこともできる。さらに、JDはファッションウィークを利用し、カスタムオーダー注文サービスの開始を予告。既に2014年にJDはバーチャル試着サービスを導入しているが、このたびintel社と協議がまとまり、その技術活用し、3D試着室のサービス導入も視野に入れているようだ。

今年イギリスがEU離脱を決定したため、JDはイギリスの商品を専用に売るコーナー“英国館”をオープンした。現在すでにJohnnie Walker、Marks & Spencer、ClarksとCow & Gate milkなどのブランドが出店している。イギリスがEU離脱することにより、商品価格が下落する可能性もあり、これらのブランドは今後更なる売上拡大が見込める。

モールは一般的には大衆層向けのため、高級ブランドメーカーはモールへの出店を躊躇する傾向があった。従来は、BurberryとPorts1961などの一部の高級ブランドがTmall国際に出店していた。そのためJDにとって、高級ブランドではなく、SephoraとLuxotticaなどのような一般向けの化粧品、アクセサリーブランドなどの出店の方が進めやすいようである。

 

 

※当記事は中国メディア「雨果网」の9/29公開の記事を翻訳・補足したものです。