今年9月、TSI HoldingsはJILL by JILLSTUART とJILLSTUARTをTmall国際上で出店する計画をしている。またソーシャルメディア上での展開も積極的に行っており、Weiboでのオフィシャルアカウントを通じて中国国内に知名度を高める取り組みを行っている。また、TSIは台湾においてもサブブランドのnano universeのオンラインショップを開店して展開を図っている。

 

Tokyo Basaは今年8月に越境ECを開始し、海外へ販路を求める動きを活発化させている。特に中国語圏向けにはWebサイトを開設し、香港と台湾の消費者を集める動きを行っていく予定だ。また、オンラインでの知名度を獲得した後は、香港やその他の地域でリアル店舗を開店していくことを視野に入れているようだ。

 

United Arrows も同様に台湾進出に際して、最初にオンラインショップを開店。その後2013年にリアル店舗を出店し、現在では3店舗まで拡大をしている。2022年3月には10店舗まで拡大する狙いがある。

 

経済産業省のデータによると2015年に越境ECで中国の消費者はおよそ7,956億円を購入した。これは2014年と比べると31%も増加しており、2019年には2兆円に達すると見られている。このように今後も日本企業の中国でのオンラインショップへの展開は増えていくだろう。

 

※当記事は中国メディア「雨果网」の9/14公開の記事を翻訳・補足したものです。