数字は依然として精査中であるものの、数百万人もの買い物客がオンライン小売業者の大幅な割引キャンペーンに狙いを定めていた2018年のサイバーマンデーは、米国のオンライン売上が79億ドルを記録する見通しだ。

 

Adobe Analyticsの調査によると、サイバーマンデーの売上高は前年比19.7%増。感謝祭の週末に比べればわずかに増加した程度だが、それでも毎月オンライン販売で10億ドル以上を生み出している1ヵ月間とほぼ同じレベルである。

感謝祭とブラックフライデーでは、それぞれ37億ドルと62億ドルの売上をもたらし、前年同期比でそれぞれ28%増、23.6%増となった。また、(ブラックフライデーとサイバーマンデーに挟まれた土日の)11月24日と25日にかけては、米国最大のオンラインショッピングデーとして新たな記録を樹立したブラックフライデーとサイバーマンデー双方よりも速いスピードで売上を伸ばし、前年比で1日25%以上の成長を記録した。全体として見ると、11月までのオンライン総売上は585億ドルで、前年比で19.9%増加という結果となった。

 

こうした状況のなか、モバイルに焦点を当てたmコマースの急成長は続く。サイバーマンデーのサイト訪問のうち54.1%、収益の34%をモバイルが占めており、スマートフォンからの収益は21億ドルという過去最高の数字をたたき出す予測なのだ。これは前年比48%増となり、まさに米国におけるmコマース台頭の分岐点であると言えよう。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の11/27公開の記事を翻訳・補足したものです。