米国のコンビニエンスストアブランドである7-Elevenは、買い物客がレジで会計をしなくても店舗内を見て回り、決済を完了することができる新しい機能「スキャン&ペイ」のテストを開始する予定だ。この機能はすでに店舗サポートセンター内の従業員向け店舗でテストされていたが、今回ダラスの複数の実店舗にてトライアルが実施される。

ユーザーは、7-Elevenの既存のアプリに「スキャン&ペイ」機能を追加するだけで、店舗内のどこでも商品をスキャンし、モバイル決済でその商品の代金を支払うことができる。「スキャン&ペイ」機能は同社の7Rewardsロイヤルティプログラムと統合されており、顧客は「スキャン&ペイ」機能での取引においてもポイントやクーポンを獲得し、利用することができるという。

「スキャン&ペイ」機能は7-Elevenが開発した専有技術であり、顧客に、買い物の全プロセスにおいて徹底したフリクションレスな決済体験を提供することに重点を置いている。これは 全店舗でApple PayやGoogle Payでの決済に対応していることや、Messengerでの7-Elevenチャットボットの導入など、同社が過去数年間にわたり開発と実装に注力してきたデジタル革新の1つに過ぎない。

「フリクションレスな体験は未来であり、デジタル決済はその鍵である」と語った7-Elevenの最高デジタル責任者兼最高イノベーション責任者Gurmeet Singh氏。「消費者は、デジタル決済機能を備えた小売店舗での買い物を好んでいる。そして、スマートデバイスでの決済が可能になれば、消費者にとって7-Elevenで買い物する理由がさらにもう1つ増えるだろう」。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の11/5公開の記事を翻訳・補足したものです。