グローバルで決済サービスを展開しているPaypalは3ヶ月前、米国において決済方法PayPal ChekoutにSmart Payment Buttons(ワンタッチで多様な支払い方法を選択できる機能)を導入し、支払い方法の選択の幅を広げた。そして現在、ヨーロッパでもこのサービスの提供を始めている。
Smart Payment Buttonsを使用したPayPal Checkoutでは、消費者はどの決済方法を使用するか選択することができる。支払い手段には当然のことながらPaypal、個人間送金サービスVenmo、PayPalクレジットなど、チェックアウト時に最も関連性の高い支払い方法が表示されるが、ヨーロッパにおいては各国独自の支払い方法も表示されるという。
ヨーロッパ各国独自の支払い方法
たとえばオランダでは、支払い方法の選択肢にオンライン決済iDealも表示される。同様に、ベルギーではBancontactが、イタリアではMyBank、ドイツではGiropay、オーストリアではEPSが表示される。
前述のヨーロッパ市場において国境を越えた取引をする場合、顧客の住所に基づいた現地の支払い方法の提示が可能。PayPalは近い将来、現地の支払い方法をさらに追加していく予定だという。
※当記事は英国メディア「E-Commerce News Europe」の9/21公開の記事を翻訳・補足したものです。