ドイツの消費者はオンラインショッピングをする際、随分と保守的であるようだ。というのも、10人に4人は分割で支払うことを好み、3人に1人はPayPalでの支払いを好む。

この結果は、ECC Kölnが行った調査によって明らかになった。調査によると、分割とPayPalでの支払いが最も人気の支払い方法であり、クレジットカードやデビットカード、またSofortüberweisungというキャッシュレスの支払いシステムは、あまり人気ではなかった。

消費者には、次のような質問を尋ねた。「次の支払い方法の中で、オンラインで買い物をする時に使うであろう方法はどれか?」「オンラインで買い物をする時に、いつも自分が好む支払い方法で決算するか?」

86%の消費者が分割払いを用いると答え、そのうち41%が分割払いが1番であると回答した。また、78.3%がPayPalを使うと答え、そのうち32%がPayPalが1番好んで使うとのこと。

 

代わりの支払い方法を取り入れるのは困難

消費者に代わりとなる支払い方法を使わせ、うまく市場に取り入れることは、難しくなるだろうとECC Kölnは述べている。また、オンラインストアの小売業者は、決算をする時に消費者を逃したくなかったら、消費者の好む支払い方法を取り入れなければいけなくなるだろうとも述べている。

 

※当記事は、欧州メディア「Ecommerce News Europe」の3/14公開の記事を翻訳・補足したものです。