オンライン決済サービスを提供するAlternative Payments社は海外取引をする小売店に向け、支払処理を円滑に行う新しいウィジェット(ホーム画面に設置できる単機能のアプリケーションソフト)の提供を開始した。このサービスでは、商品を注文した顧客の所在地を自動的に判断したのち、それぞれの顧客に適切な言語、通貨での支払の選択肢を表示する。

この新しい支払ウィジェットの特徴は、世界中の顧客と取引したいと考える小売店の需要に合わせてカスタマイズができるということ。「我々の支払ウィジェットを導入している小売店とであれば、顧客は通貨レートやクレジットカード使用の可否、あるいは言葉の壁を気にすることなくショッピングを楽しむことができる。それが既存の支払サービスとは一線を画するだろう」と同社。サービスは40を超える言語、160を超える世界中の通貨や支払オプションを網羅している。

 

導入に必要な契約は一つだけ

Alternative Payments社によれば、オンライン小売店はたった1つの契約で様々な支払オプションを提供することが出来るようになり、導入の際も複雑なプロセスは不要との事。ウェブサイトのプログラムに数行のコードを書き込むだけでよく、小売店ごとに希望のブランドイメージに合わせたカスタマイズも可能だ。

 

※当記事は欧州向けメディア「Ecommerce News Europe」の11/17公開の記事を翻訳・補足したものです。