欧州では、PaypalとVISAがeコマース産業を独占しているようだ。ほとんどの国では、オンラインで買い物をする際にPaypalかVISAどちらかを支払い方法として選択することがスタンダードだ。オランダだけが例外で、iDealがPaypalとVISAを抜いて1番多く使われている。

 

Ecommerce News Europeは、90万以上のウェブサイトを調査したDataproviderからデータを集めた。リストには、調査した欧州各国と、上位3つの支払い方法、そしてその方法を使用しているオンラインショップの割合が記載されている。

多くの国でPaypalとVISAが使われている一方で、チェコのように最もよく使われている決算方法が50%を切っている国もある。チェコでは45%のオンラインショップがVISAを使っており、Master Cardは41%、Paypalは35%のショップが使用している。このように一部の国では、多くの決算方法を選択する人がいるケースもまだあるようだ。

 

オランダはiDealが独占状態も欧州全てではPaypalがNo.1

PaypalやVISAがヨーロッパ全体では多く利用されている一方で、オランダのみiDealが無条件に好まれている。最近の調査では、iDealはマーケットシェア57%とのデータもある。それに加え、2016年での調査では、クレジットカードやデビットカード、またPaypalは需要の低いことが分かっている。

Dataproviderは欧州全てのオンラインショップの決済方法がどのように分類されているのかについても発表した。Paypalが72%で1番利用されており、2番目はVISAで54%であった。その中でも注目したいのが、ビットコインが欧州でよく使われているスウェーデン発の後払い決済方式のKlarnaより多く使われているということだ。

 

 

※当記事は、欧州メディア「Ecommerce News Europe」の2/14公開の記事を翻訳・補足したものです。