総務省統計局は7月8日、家計消費状況調査(2018年)6月分を公開。二人以上の世帯におけるネットショッピングにおける支出額は、12,252円と前年同月比21.9%増加し、1世帯当たりの支出額も31,420円で6.8%増加した。また、ネットショッピング世帯の割合は39.0%と昨年よりも4.8%増加し、引き続き順調な伸びをみせている。

 

また、ネットショッピングの支出状況の増減率に寄与した主な項目は、旅行関係費(名目増減率:37.2%)、衣類・履物(24.7%)、食料(13.7%)、贈答品(30.8%)であった。とりわけ、旅行関係費の名目寄与率は8.31%とその他の項目よりも群を抜いてネットショッピング支出額増加に寄与していることが伺われる。

 

ネットショッピングの利用世帯の割合は、直近3年の間、順調な伸びをみせている。若年層を中心にスマートフォンを利用して購買行動をとる人が急増していることから、この傾向は今後も続いていくことが予想される。

 

<参考>

ネットショッピングの支出額は前年同月比22.2%増の11,688円