日本郵便株式会社は、2018年9月1日(土)からゆうパックのサービスを改善する。また、商品サービスの見直しとして基本運賃を通用するゆうメールについて規格外サイズの取扱いを廃止し、基本運賃を一本化するとともにクリックポストの運賃を改定する。

 

ゆうパックの配達時間と受取場所を拡充

配達希望時間帯の拡充として、帰宅時間に併せて受け取れるよう、現在の配達希望時間帯(6区分)に「19時~21時」を追加した7区分にする。

また、郵便物などの再配達希望時間帯も変更。午後の配達は現在の4区分から5区分にする。

これに伴い再配達受付の締め切り時刻を変更。当日の再配達希望は、インターネットや自動音声応答システム、コールセンターからは当日17時まで、ドライバーコールの場合、当日19時まで受付する。

さらに、初回及び再配達時の受取場所が拡充される。従来、自宅の他に勤務先又は郵便局に変更することが可能であったがこれに加え、「はこぽす」「コンビニ」への変更も選択できるようになる。

 

クリックポストの運賃21円の値上げ

基本運賃を適用するゆうメールのうち規格外サイズの取扱いを廃止し、基本運賃を一本化する。

また、自宅で運賃支払い手続きとあて名ラベル作成ができ、全国一律料金で荷物を送れるクリックポストサービスの運賃を値上げ。全国一律164円であったのが、185円となる。

 

今後もゆうパックサービスの改善が予定されており、2018年秋頃には、クレジットカードを事前登録の上、無料のスマートフォンアプリを用いて郵便局で発行した宛名ラベルを荷物に貼付することで、通常運賃よりも割安に発送できる「Web決済型ゆうパック」の提供開始を予定している。また、2019年春頃には配達予告メールの拡充と、受取人が不在の時にもゆうパックを受け取れるよう、受取人が指定した場所へ配達する指定場所配達サービスの実施予定だ。