2018年、デジタル動画閲覧者の78.4%がストリーミングコンテンツの視聴の際に携帯電話を利用し、世界人口の4分の1近くが少なくとも1回は携帯電話で動画を視聴すると言われている。

 

米の市場調査会社eMarketer調査によると、23億8,000万人がストリーミングやダウンロードされた動画をどのデバイスでも閲覧するようになり、そのうち15億8,000万人もの人々が、少なくとも1か月に1回はYouTubeを観るとのことだ。

総合的にはデジタル動画閲覧者の66.8%がYouTubeでビデオを視聴するとeMarketerは予測しており、英国内だけで見ても、その数字は似ている

 

eMarketer社の上級予測アナリストOscar Orozco氏は、「ソーシャルネットワーク上の動画の増加とインターネットによるストリーミングコンテンツ配信プラットフォームの成長が、世界中のデジタル動画視聴の飛躍に繋がった」と語る。「一方で、動画視聴の隠れた推進力はチャットアプリの利用だ。2018年末までに、インターネット利用者の55%近くがチャットアプリを活用すると予測している。デジタル動画の閲覧とシェアは、米のFacebook MessengerWhatsApp、中国のWeChatのようなチャットアプリの主要な機能だ。そして多くのインターネットユーザーにとって、チャットアプリがデジタル動画を体験する初めての場所となるだろう。これが、引き続きモバイル動画利用の大きな推進要因になると考えている」と続けている。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/8公開の記事を翻訳・補足したものです。