Facebook社は、地元のパブリッシャー(Webメディアを所有・運営する事業者)を「近隣に住む人々にとって価値がある媒体」と認める

Facebookがニュースフィード上で、パブリッシャーによるニュース記事の表示優先順位を下げるという発表をしてから数週間後、同社は一方で”ある種”のニュースは優先的に表示すると告知。

その”ある種”の例が「信頼できる」パブリッシャーからのニュースとのこと。そのうち最新のものがローカルニュースである。

Facebookは2018年1月29日、ソーシャルネットワーク上の新しいセクションをテスト中であると発表。地元のパブリッシャーからのニュース記事をニュースフィード上で優先表示し、その地域で起こったニュース、また、近くで開催されるイベント情報の専用プラットフォームとしての役割を果たすことが目的だ。この変更はまず米国から適用され、2018年後半には他の国へと順次拡大するようである。

Facebookのニュースプロダクト責任者Alex Hardiman氏とニュースパートナーシップ責任者Campbell Brown氏は、「我々は、地元のパブリッシャーを”近くに住む人々にとって価値がある媒体”と認めている。もし地域のパブリッシャーからの投稿をフォローするか、もしくは、友人がその経路からの投稿をシェアした場合、その投稿はニュースフィードの上位に表示される」と、会社のブログ記事にて説明した。

 

同社は、ニュースフィード内でより多くの地元ニュースを強調することに加え、Facebookサイトとアプリ内での新しいハブも試行中。それは、特定の都市の人々のためのちょっとした”デジタル集会所”としての役割を果たす「Today In」と呼ばれるものである。テクノロジーのニュースや分析サイトRecodeによると、Today Inは地元パブリッシャーからのニュースはもとより、地元団体からの告知やイベントも収集するという。Facebookは、米国6都市でこの新しいセクションも試験し始めており、今後より多くの地域で利用できるようにする予定だ。

 

※当記事は米国メディア「Marketing Land」の1/29公開の記事を翻訳・補足したものです。