Facebook AnalyticsではFacebook内外でのブランドページ閲覧者をトレース。複数のプラットフォームにて広告表示をターゲティングする。
Google Analyticsのライバルとして登場してから2年。Facebook社は、導入以来100万以上のアプリに使用されてきたアプリ用分析ツール「Analytics for Apps」を「Facebook Analytics」に改名する。
新しくなったFacebook Analyticsでは、アプリやサイト上でやりとりするユーザーを追跡するだけでなく、Facebook上や実店舗の相互作用を解明し、効果的な広告を打つためのベン図を作成する。
もともとは携帯アプリ専門の分析ツールであったが、昨年の2016年、FacebookはウェブサイトとMessenger chatbotsの分析機能を追加。そしてこの度、2017年4月18日にはFacebookページと実店舗販売のサポート機能へとサービスを拡張した。この機能はオープンベータ版である。
進化したオールインワンのFacebook Analyticsを使うことで、企業は投稿により顧客がメッセンジャーボットに連絡するタイミングを追跡し、ブランドのサイトに誘導してから実店舗での製品購入へと導いていく。
同社は、メッセンジャーボットに連絡しそのブランドサイトにアクセスした“閲覧者”を“顧客”へと変えるために、広告主が個別に顧客を所有するのとは対照的に、複数のプロパティでブランドにかかわる顧客を“カスタムオーディエンス”としてターゲット化する。例えば、メッセンジャーボットに連絡をし、携帯アプリで支払った人々のベン図(カスタムオーディエンス)を作成できるのだ。Facebook内では、こうして作成したオーディエンスに向けて、広告を打つことができる。
同社は更に、複数のプロパティにわたる分析を一目で把握できるよう、いくつかの機能を追加した。
機械学習と人工知能を使った自動分析試験も開始。ビジネスオーナーが分析するのに時間を要するような、例えばアップデートされたアプリなどを通じた購入の流れから新しい傾向探るようなことを可能にしていく。
更に、Facebook Analyticsのメイン画面にもっとも関心のあるチャートを並べ、ダッシュボードをカスタマイズすることもできる。
※当記事は米国メディア「Marketing Land」の4/18公開の記事を翻訳・補足したものです。