ECサイト構築パッケージ - 大手向けワークスアプリケーションズ、NEC Neosarf、エルテックスが提案する3つの解 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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更新日2016/10/07 公開日2015/11/13

ECサイト構築パッケージ - 大手向けワークスアプリケーションズ、NEC Neosarf、エルテックスが提案する3つの解

ECサイト構築パッケージ - 大手向けワークスアプリケーションズ、NEC Neosarf、エルテックスが提案する3つの解

 

ECサイトの草創期からわずか20年。ECサイトでモノを買うことは既に一般化し、爆発的な勢いで市場が形成されてきた。従来は企業においてECサイトを開設することは新しい取り組みであり、システム基盤も新たに構築するケースが多かった。しかし、企業活動の中でECサイトが既存のリアルでの活動やBtoBでの活動などと密接に結び付いてきだし、システムやデータについてもECサイトだけを切り離すことが難しくなってきている。そのような中で、大手向けのECサイト構築パッケージは、社内のあらゆるシステムやデータと連携することで顧客のニーズに応えてきた。

この流れに応じてECサイト構築用パッケージやSaasなどを合わせた市場規模は2013年度から2018年度にかけて年平均6.4%で伸び2018年度には162億円に達すると予想されている(アイ・ティ・アール調べIT Pro記事)。

 

ECサイト構築パッケージ - 大手向けワークスアプリケーションズ、NEC Neosarf、エルテックスが提案する3つの解

 

今回はそのような大手向けECサイト構築パッケージの取り組みを見ていき、企業活動の中でECサイトがどのように捉えられてきているのか考えていく。

 

<参考>

ECをはじめたい!ときの選択肢 - 7つのプラットホームの存在を理解しよう

 

 

ワークスアプリケーションズ Company EC Series

 

Company EC Series」は、株式会社ワークスアプリケーションズが、開発・販売・サポートを行う大手企業向けERPパッケージソフトの中のECサイト向けソリューション。

 

 

Companyは導入実績・販売社数シェアNo.1のERPパッケージであり、サイト構築、ECサイト運営、問い合わせ対応、通販業務、マーケティング・プロモーションまでを支援する統合パッケージだ。このソフトの特徴は、カスタマイズが必要ないことである。大手企業で想定される、業種・業態特有の要件を全て汎用化しているため、カスタマイズなしで、導入することができる。さらに、豊富な機能の中から、必要な機能を選択し、業務に合わせて設定することで顧客ごとに対応でき、カスタマイズコストが不要になる。つまり、追加コストが必要なく、顧客にとっての無駄を省いているのだ。

また、ビジネスのトレンドや、法改正など、企業を取り巻く環境の変化に伴う対応を無償で行っている。このことによって、製品自体が変化に対応し、無償でバージョンアップを行うため、顧客が費用をかけカスタマイズする必要がなくなる。

そして、24時間365日のサポート受付が可能な無償コミュニケーションツールを提供しており、あらゆる側面から業務を支援できるよう、様々な担当者数十人に情報が共有される仕組みとなり顧客のサポート体制を万全に行っている。このように、Companyは、顧客の無駄を最大限に省き、万全なサポート支援を行うパッケージソフトである。実際、大手企業の3社に1社の企業に、ERPパッケージシステムとして採用されており、あらゆる業界・業種で採用されていて、導入企業は本体単体ベースで1,000企業もある。これらの企業のCompanyへの満足度は、97.7%という結果を出している。また、96.2%が導入効果を実感している。

 

 

NEC Neosarf/DM

 

Neosarf/DM」は、NECが提供するECサイト構築パッケージ。

 

 

100社以上のECサイト構築実績と約40社の通販システム構築実績という、これまで培ってきたEC・通販システムを導入し、その経験やノウハウを元に本格的なEC・通販統合ソリューションとなり、高いプロジェクト推進力で安心なECサイト構築を行っている。NeosarfはNECが提供する流通業向けのパッケージで、その一部のソリューションとしてこのNeosarf/DMは提供されている。

このパッケージの特徴は、主に4つある。1つ目が、ワンストップオペレーション環境が整っていること。EC・通販業務に必要な機能を一連の流れで提供し、無駄のなく快適に業務を遂行できる。2つ目は、豊富で充実したプロモーション機能が整っていること。リピーター強化のために、ポイント付与や、プレゼント・試供品の配布など、販促施策に対応している。また、EC・カタログ・DMなど、媒体を横断したマルチチャネルプロモーションが展開される。3つ目は、マルチチャネルに対応していることである。ECとコンタクトセンターで顧客情報を共有し、最適なOne to One応対を行っている。また、すべてのチャネルで、在庫情報を共有し、無駄やミスを排除している。最後に、4つ目は、コンポーネントベースシステムが構築されていることだ。必要な機能部品を組み合わせて作る全く新しいシステムによって、柔軟でスピーディーな課題解決・機能拡張を可能にしている。このような特徴によって、自社のビジネスに相応しいシステムを安定的かつ将来にわたって手に入れることができる。

 

 

eltexDC

 

株式会社エルテックスは、EC構築や通販システムを統合したシステム開発から、それと連動する業務システム、運用するためのITインフラ、顧客対応やコンテンツ運用、さらには、事業の戦略・戦術開発、集客、サイト制作までワンストップで提供している。今回は中でも、ビジネスを拡大するEC/通販ソリューションである「eltexDC(エルテックスダイレクトコマース)」を見ていく。

 

 

eltexDCは、エルテックスが業界に先駆け、リリースしたEC/通販統合型パッケージ。このパッケージには、4つの特徴がある。1つ目は、多彩な商品の販売ができるということ。ECビジネス初期からパッケージ導入やシステム開発を行ってきたノウハウを活かし、アパレル、化粧品、健康食品、食品、スポーツ用品など、B to CにもB to Bにも対応した商品販売に対応している。2つ目は、マルチ通販チャネルに対応していること。業務システム経験を活かし、ECストアだけでなく、受注・在庫・債務管理や出荷支持などの管理機能も充実している。また、TV、新聞、カタログからの注文にも対応している。3つ目は、マルチデバイスに対応していることである。スマホが急激な伸長を続けており、通販においてもスマホの利用者が急増している。そこで、スマホのテンプレートも用意し、PCとの連動も最適化を図った。最後に、4つ目は、バックオフィスの機能が充実していることだ。通販事業者の約4割が、EC・通販パッケージの業務画面に不満を持っているということが調査にて明らかになったため、その不満を解消し、管理者の効率を上げるために、改善を続けている。例えば、バックオフィス画面は、「受注業務」「決済業務」「配送業務」など、業務別に色分けし、入口を分けている。また、通販業務に必要な基本機能を幅広く装備しており、ニーズに合わせて自在にカスタマイズすることができる。

このように、eltexDCを利用することによって、以前まで通販システムを構築するには、システムごとに管理が必要で、担当者によって使用するシステムが異なっていたのに対し、通販事業に必要なすべての業務に対応可能になる。また、複数のシステムに対する費用や、連携カスタマイズ費用が発生していたが、これを使用することで、情報は常に一元化されているため、システム間の連携カスタマイズ費用も不要となり、費用が大きく削減される。

 

 

大手向けワークスアプリケーションズ、NEC Neosarf、エルテックスが提案する3つの解

 

ここで紹介してきたサービスに代表されるECサイト構築パッケージは、大きく3つの特徴があるといえる。

1つ目はカートASPやモールなどと異なり、ECパッケージ単独ではなく、いわゆる基幹系といわれる業務システム群の一部として存在している。CompanyはERP総合パッケージの一部、Neosarfは流通業向けパッケージの一部、eltexはERPだけでなくさらに広範なパッケージの一部としてECシステムがある。そのため、在庫管理、顧客管理、商品管理をオンライン・オフライン問わず、企業全体視点で行うことが出来るようになるのだ。

2つ目はパッケージにありがちな基本料金はそれほど高くないがカスタマイズすると非常に高額になるという問題に対して、ECサイト構築パッケージは、ノンカスタマイズ無償アップデート(Company)、ベースメント機能による組み立て対応(Neosarf)、システム連携カスタマイズ費用の無償化(eltex)という形で解を提供しているため、カスタマイズ費用はいずれも抑えられる可能性が高くなっている。

3つ目は個別のEC機能よりも、オンライン・オフラインの垣根をなくすオムニチャネル、PCだけでなくスマホやタブレットも対応するマルチデバイス、オンライン・TV通販・カタログにも対応するマルチチャネル、オンラインとコールセンターを繋ぐ一気通貫の顧客管理に軸足を置いていることだ。言ってしまえば、何もかもの垣根をなくして統合して業務をスムーズに進めますということだろう。

デジタルマーケティングの進歩により、企業活動においてデジタルテクノロジーは切っても切り離せないものとなっている。また、ECサイト運営も大企業においてはマーケティング活動のごく一部だ。そのような流れの中で、これら3つの特徴を持つECサイト構築パッケージは今後も大企業のECサイト運営の効率化を支え続けることになるだろう。ECサイト構築パッケージの更なる機能拡張に期待したい。

 

 

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