Instagramは、親会社であるFacebookのメッセージングアプリ「Messenger」と同様に、ダイレクトメッセージ用のスタンドアロンアプリ「Direct」のテストを開始した。

Directは、チリ、イスラエル、イタリア、ポルトガル、トルコ、ウルグアイでテスト中。iOSとAndroidに対応している。

 

DirectはSnapchatと同様、ホーム画面がカメラである。そしてこれまでに幾度となく指摘しているように、メッセージング機能は、公に公開することを目的に構築されたアプリ内ではうまく活用されていかない考えに基づいている。2017年4月の時点で、3億7,500万人のユーザーが、Instagramのダイレクトメッセージング機能を使用していると伝えられた。

 

「Instagramを、ユーザーが全ての瞬間を記録できる“場”にしたいと考えており、親しい友人とプライベートな共有をすることも重要な」と、Instagram社プロダクトマネージャーHemal Shah氏は、The Vergeに語った。「Directは、過去4年間にわたりInstagramアプリ内で成長したが、独立した専用アプリにすることで、さらに機能を向上させることができる。Directを、カメラメインのスタンドアロンアプリにすることにより、最も手軽でクリエイティブな、プライベート共有の場を作り出すことが可能になる」

 

スタンドアロンアプリとなったDirectの機能は、Instagram内で既に備わっていたものと機能的にはほとんど変わらない。ホーム画面でカメラが開き、画面の左側にプロファイルが、右側に受信ボックスのアイコンが表示。今のところ、それがアプリの全体像である。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の12/8公開の記事を翻訳・補足したものです。