中国のEC大手アリババが、ニューヨークコレクション(New York Fashion Week、NYFW)と提携。これにより同社の運営する中国最大のインターネットショッピング・モールTmallでは、米国のデザイナーやブランドの取り扱いも始まる。


 
このコラボレーションにより、NYFWから選ばれたデザイナーとブランドは5億以上の中国人消費者とつながることができるようになる。米国の高感度セレクトショップOpening CeremonyやニューヨークのファッションブランドRobert Gellerのような米国の一流デザイナーは、2017年11月11日に開催されるアリババの「Global Shopping Festival(グローバル・ショッピング・フェスティバル)」に向けてTmall上で開催される、第2回「See Now,Buy Now」ファッションショーに出演する。2016年の当イベントは、700万人の視聴者に配信され、50以上の国際的なブランドが紹介された。

さらにこの提携により「NYFW:Chine Day」というイベントも開催。これは、2017年の「See Now,Buy Now」ファッションショーから選ばれた中国の有力デザイナーが紹介されるもので、2018年9月の「NYFW:The Shows」の期間中に行われる。

「米国のブランドや小売業者を、成長し続ける中国の消費者基盤へ浸透させる力を持つ“NYFW:The Shows”。当イベントをサポートできることに興奮している」と語るアリババグループのMichael Evans社長。「アリババの規模や技術、深い消費者の洞察力は、ブランドとデザイナーに、新しく革新的な方法で世界最大の市場における消費者と交わることのできる真のユニークな商品を提供していく」と加えた。

 

※当記事は欧州メディア「Mobile Marketing Magazine」の9/14公開の記事を翻訳・補足したものです。