アリババ(Tmall/天猫)の競争相手とされるJD(京東)は、現在インドネシアの市場を積極的に開拓している。今後、数億ドル単位でインドネシアのEC会社Tokopediaに投資する予定で、まだ早期段階であるが、これを機に、加速度的に東南アジアに進出していくことが見込まれている。

インドネシアは人口2.5億人で東南アジア最大の経済圏となっている。昨年、アリババはインドネシア最大のECモールLazadaを買収。今年、Amazonもインドネシアに進出する予定だ。Macquaireの調査によると、インドネシアのEC市場規模は2016年時点で80億ドル(8,960億円)だが、2020年には650億ドル(約7.3兆円)まで増加する見込みだ。

Amazonの進出、Lazadaの成長と共に、インドネシア市場では企業進出や企業合併が増えてきている。このようなトレンドにより、JD(京東)の東南アジア進出はさらに進んでいくだろう。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の5/3公開の記事を翻訳・補足したものです。