中国最大のECプラットフォームTaobaoは昨年3月から生放送サービスを提供し、現在までおよそ65万回もの生放送を放送。鑑賞しながらショッピングすることができる手軽さが受けて50%以上のサイトアクセス率を実現しているという。Taobaoは唯一EC生放送プラットフォームとして、サイトアクセス率は同業界の平均レベルを大きく超えている。

現在、約一万人のKOL(網紅)がTaobaoで活躍し、過去1年間に累計1.4億時間の生放送を再生。これは実に1.58万年に相当する時間だ。また、70種類以上の専門分野において専門家が生放送を行っており、海外からも600回程度の放送が行われた。さらに毎日6~8時間も生放送を行うKOL(網紅)もいるという。その結果、Taobaoの生放送プラットフォームは24時間世界中から生放送の鑑賞が可能となっており、まさに“日が沈まぬ”EC生放送プラットフォームといえる。

今後、Taobaoの生放送はビッグデータの活用や、VR生放送も提供する見込みで、消費者によりリアルなショッピング体験を与える方向に進化していくようだ。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の5/4公開の記事を翻訳・補足したものです。