2016年、Uberを始め数多くのテクノロジースタットアップ企業は景気が悪く、赤字となっているのに対して、Airbnbは営業収益が80%以上増加し、黒字を実現した。
UberとAirbnbはアメリカで市場価値が最も高いテクノロジースタットアップ会社だとされている。2016年に、Uberがおよそ30億ドルの赤字となった大きな原因はライバル企業との激しい競争であった。アメリカ市場のLyft、また、中国市場の滴滴出行(ディディチューシン)と競争が激化。その結果、中国市場をあきらめ中国事業を売却した。
<参考>
【中国】さようなら、旧版“Uber”、こんにちは新“Uber China”
それに対して、Airbnbはそれほど激しい競争にさらされていない。2016年に大幅に営業利益を増加したビジネスモデルの構図はシンプルだ。テナントから賃金の6%〜12%、家主からも一部賃金を取り、さらに部屋のメンテナンスと掃除もする必要がない。また、2016年11月、Airbnbは新サービスAirbnb Trips、宿泊以外のサービスも提供しはじめたため、人気を集めた。Airbnb Tripsは、アプリ内のExperiencesから、目的地を探し、その地域の文化、飲食、観光などの様々な体験談を検索・閲覧できるものだ。また、Placesというところでユーザーと家主の体験談も閲覧できる。現在、Airbnbは決済会社Tiltを買収する方向で調整しているといわれている。今後、さらなる成長が期待できるだろう。
※当記事は中国メディア「Ebrun」の1/28公開の記事を翻訳・補足したものです。