株式会社メルカリのグループ会社である株式会社ソウゾウは、ブランド品に特化した査定付きのフリマアプリメルカリメゾンズを2017年8月21日より開始した。メルカリ上の販売実績や中古市場などのデータを利用することで、出品するブランド品の写真と商品状況の入力で売却価格の相場が自動査定される。また、メルカリグループは、メルカリメゾンズのサービス開始とともに、「偽ブランド品撲滅への5つの取り組み」を発表。メルカリにおける偽物トラブルへの対応策を打ち出した。

 

出品前の自動査定で簡単に売却相場が分かる

ブランド品を出品する際、アイテムを撮影した写真と、色やデザイン・状況などを入力するだけでメルカリ上の販売実績や中古市場などのデータを元に自動査定を行うことができ、売れやすい最適価格を知ることが可能だ。希望金額に満たない場合は、出品しないこともでき、一度査定したアイテムはマイページに保存され、いつでも出品可能だ。

また、相場変動によりアイテムをより高値で売れやすいタイミングが来た場合には通知でお知らせを受け取ることができる。

 

メルカリとの連携でより売れやすく

メルカリメゾンズで出品したアイテムはメルカリにも同時出品され、多くのユーザーからのアイテム閲覧が期待される。また、商品の撮影時にはガイド付きカメラを利用するため、指定された画角に沿った撮影をするだけで購入者の気になるポイントを網羅。機械学習の導入により、写真からブランド名・商品名・ブランドライン名・模様といった情報を判別、自動入力するため、ブランド品を高く売るために必要な情報を初心者でも簡単に入力することができる。

また、メルカリと連携することで、取引の際に過去のメルカリでの評価を確認したり、らくらくメルカリ便ゆうゆうメルカリ便といった配送サービスの利用も可能だ。

 

偽ブランド品撲滅への5つの取り組み

ブランド品の模倣品撲滅を目指す5つの取り組みを発表。メルカリでは常に250名以上のカスタマーサポートスタッフとブランド権利者の連携による出品パトロールを行い、偽ブランドの出品削除や、一定の補償条件に基づいた偽ブランド品補償を行う。

700以上のブランドにおける権利者からの協力だけでなく、長年ブランド品の鑑定業務に携わった鑑定士がカスタマーサポートに複数名在籍。また、貯蓄された偽ブランド品データや過去にトラブルになった出品パターンを機会学習、解析することで疑わしいアイテムを自動削除したり、警察や産業省などの官公庁との情報交換による偽ブランド対策を整備している。補償対象ブランド一覧も設けられており、メルカリの基準に基づいた調査により、補償条件に合致した場合は商品代金が補償される。

 

メルカリメゾンズではブランド品の自動査定や、ガイド付きカメラの導入により、ユーザーがより出品しやすい環境が整えられている。偽ブランド品に対する対策を同時に打ち出すことで購入ユーザー側へサポートをアピールしながらのブランド品に特化したフリマサービス開始となった。