MMD研究所2017年フリマアプリに関する利用実態調査を実施、フリマアプリの利用経験者は46.6%で昨年よりも10.9%上昇した。フリマアプリを利用する理由の上位は安く買える、不要なものが売れる、簡単に利用できることが占め、最も利用されているアプリアプリはメルカリだった。

フリマアプリの利用経験の有無に関する調査は、2017年6月9日から12日にかけて、スマートフォンを所有する13歳〜69歳の男女23,107人を対象としてMMD研究所が実施したものである。また、フリマアプリを利用したことがあると回答した人から13歳〜39歳の男女1,837人を抽出し、その利用状況や利用理由についての調査も行った。

 

フリマアプリ利用経験は46.6%で昨年より1割増加

スマートフォンを所有する10代〜60代の男女23,107人に事前調査としてフリマアプリの利用経験について聞いたところ、現在利用していると回答した人は31.4%、過去に利用したことがあるは15.2%となり、あわせて46.6%の人がフリマアプリの利用経験があることがわかった。2016年に行った同様の調査と比較すると、10.9%利用経験が増えていることになる。

また、フリマアプリの利用経験があると回答した人を対象に、フリマアプリの利用状況について調査したところ、出品と購入のどちらもしたことがあると回答した人が60.2%と最も多く、出品のみしたことがある人は9.0%、購入のみしたことがある人は30.8%となった。

 

フリマアプリでの購入商品は、若い年代ほどエンタメ・ホビーが多く、年齢があがるにつれて洋服関連が増加

また、フリマアプリで購入経験があると回答した人を対象に、購入したことがある商品(複数回答可)を調査したところ、10代、20代の男性ではエンタメ・ホビー、ゲーム、本・コミック・マンガ、30代の男性ではエンタメ・ホビー、洋服、本・コミック・マンガの順となった。

女性の10代で多かったのはエンタメ・ホビー、洋服、本・コミック・マンガ、20代の女性では洋服、エンタメ・ホビー、アクセサリー、30代では洋服、アクセサリー、エンタメ・ホビーの順となり男女ともに若い年代ほどエンタメ・ホビーの購入が高い傾向にあり、年齢があがるにつれて洋服関連の購入傾向が高いことがわかった。

 

フリマアプリを利用する理由の上位は「安く買える、不要なものが売れる、簡単に利用できる」

また、フリマアプリを利用した理由(複数回答可)について調査したところ、「安く買えるから」が50.5%と最も多く、次いで「不要なものが売れるから」が37.9%、「簡単に利用できるから」が36.7%となった。

 

 

最も使用されているフリマアプリは「メルカリ」

現在フリマアプリを利用している人を対象に、利用しているフリマアプリ(複数回答可)を聞いたところ、メルカリが74.1% と最も多く、ラクマが18.3%、フリルが12.9%と続いた。

 

フリマアプリの利用経験者は昨年から10%増の46.6%。その多くが安く買える、不要なものが売れる、簡単に利用できる点に魅力を感じ、フリマアプリを利用している。購入商品としては、10代や20代の若い世代ほどエンタメ・ホビー関連が多く、年齢があがるにつれて洋服関連の購入傾向が強いことがわかった。利用されているフリマアプリはメルカリが74.1%を占め、ラクマ(18.3%)やフリル(18.3%)を圧倒した。