昨年、Amazon広告ビジネスの売上は12億ドルに達した。この広告ビジネスとAmazonのECビジネス、AWS部門と比べると、まだまだ広告ビジネスの利益は小さい。しかしMorgan Stanleyの予測によると、2020年Amazonの広告売上は70億ドルまで増加する見込み。

アメリカ投資研究機構Trefisはさらに強気の予測をしている。Trefisによると、2020年にAmazonの広告売上は200億ドルまで増加する見込みだ。また、eMarketerによると、2020年、世界オンライン広告の支出は3,350億ドルまで増加。その前提に立つと、Amazonの広告売上は200億ドルに達しても、市場シェアは現状のレベルと大きく変わることはないとの理解だろう。

2016年、Googleの営業収益率は20%~30%、Facebookは46%超となった。Amazonの広告ビジネスの収入は200億ドルであれば、Googleの営業収益率を参照し、Amazonの収益は61億ドル以上となる見込みも立つ。

2016年、Amazon全体の営業収益は42億ドル、そのうちの31億ドルはAWS部門で、その値は2015年の2倍となった。仮に2020年にAWS部門の成長率が50%減に転じたとしても、この部門の営業収益は105億ドルに達する見込み。広告とAWS両部門は166億ドルの営業収益を創造できると見込まれている。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の6/28公開の記事を翻訳・補足したものです。