情報リサーチ機関であるConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)の2017年4月24日(月)のレポートによると、米Amazonでは通常会員が年間一人当たり平均して700ドルを消費するのに対し、プライム会員は一人当たり平均1,300ドルを消費していると推計した。また、米Amazonプライム会員は現在概算で8,000万人に達しているとのこと。一年前の5,800万人、昨年10月の6,500万人からの更なる増加である。
現在Amazon顧客の60%がプライム会員であり、彼らは一人当たり年間平均1,300ドルを消費している。一方、通常会員一人当たりの年間消費金額は約700ドルだ。
また、CIRPの報告では、プライム会員の26%は会費を年払いではなく月払いしており、同会員の85%は、初年度に続き、翌年も会員継続している。上記グラフの数字が正確ならば、米Amazonプライム会員は、年換算で1,040億ドルの売り上げを(利益ではなく)もたらすことになる。一方、通常会員による売上は370億ドルになる見込み。
あらゆる側面を見ても、プライム会員の存在がAmazonにいかに成功をもたらしているかが明らかである。送料無料やその他の特典により、プライム会員は通常会員に比べてAmazonに忠実であるようだ。その結果として、それが直接Amazonの収益につながっているのである。
※この記事は「Marketing Land」の4/26公開の記事を翻訳・補足したものです。