中国国家統計局データによると、2017年4月一ヶ月間の、中国での小売市場の流通総額は2.73兆元(約43兆円)、前年比10.7%増、価格変動の要素を除くと、前年比9.7%増となっている。

中国商務部(日本の経済産業省のようなところ)の市場運営担当者によると、この4月の消費市場は順調に成長し、店頭での小売売上が好転している。コンビニ、ショッピングモール、スーパマーケット、百貨店の売上がぞれぞれ0.4、0.6、0.2と0.3ポイントずつ上がった。さらにオンライン小売業も引き続き成長を続けている。1〜4月の売上は前年比25.9%増、小売市場全体の12.9%を占めている。また、旅行に関連する消費も成長。5月のゴールデンウィーク(中国も5月初旬に連休がある)に旅行者数と消費額がピークとなっている。さらに、社会全体の物価指数も上昇し、4月は前年比1.2%増となっている。全体的に2017年前半の中国の消費市場は好調が続くと見込まれている。

 

 

※当記事は中国メディア「電商報」の5/17公開の記事を翻訳・補足したものです。