日本最大の百貨店の1つである三越伊勢丹は11月25日(ブラックフライデー)にTmall国際と戦略パートナーとなり、Tmalll国際に日本の百貨店として初めて進出した。

Tmall国際の三越伊勢丹フラッグシップショップは三越のオリジナルブランドであるMUMBER TWENTY-ONE、KISETTEを中心として展開する予定。2017年春季以降、デザイナーと連携し、ブランドの種類を増加する見込みである。ファッション、赤ちゃん用の洋服、女性用靴、化粧品、食品、生活用品などの百種類以上の商品を提供する予定。

日本の三越伊勢丹は海外の観光客から人気を集めている。ここ1年間の免税売上高は約410億円にものぼる。そのうち、中国からの観光客は70%を占めている。Tmall国際に進出することで、購買意欲が旺盛な中国人が中国に戻っても商品を購買できることになり、11月25日の“ブラックフライデー”にTmall国際に進出した。

1993年から、伊勢丹のリアル店舗はすでに天津に進出。現在、上海および成都まで拡大している。今回のTmall国際進出にあたり、リアル店舗でこれまで積み上げて来た情報を最大限に活用すると共に、消費者に伊勢丹の商品の修理加工などのカスタマーサービスを提供していく予定だ。今回、初めて越境ECプラットフォームを利用することによって、オンライン店舗とリアル店舗が繋がり、今後アリババのビッグデータを利用し、リアル店舗拡大へのインプットとしていく見込みとしている。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の11/21公開の記事を翻訳・補足したものです。