中国国家統計局が「2017年第1四半期の国民経済運行公報」を発表した。同レポートは農業、工業、サービス業、投資、オンライン小売業、輸出入、国民収入消費などの面から国民経済を分析しているものである。

それによると、2017年第1四半期、B2C小売業の売上総額は8.6兆元(約137.6億円)、前年比10%増、増速は前年比0.4%減となった。そのうち、オンライン小売業の売上高は1.4兆元(約22.4兆円)、前年比32.1%増となり、B2C全体の16%を占め、その割合は前年比3.4ポイント増となっている。

実物商品(この実物商品が何を示してるのかは詳細不明)の売上高は1.1兆元(約17.6兆円)、前年比25.8%増、B2C全体の12.4%を占めている。その割合は前年比1.8ポイント増となっている。実物商品のうち食べる、着る、使うと関わる商品はそれぞれ17.7%、15.6%、30.6%まで増加している。

地域については、都市部の小売業の売上高は7.34兆元(約117.44兆円)、前年比9.7%増。農村部は1.24兆元(約19.84兆円)、前年比11.9%増。

消費種類については、食品の売上高は9,196億元(約14.7兆円)、前年比10.8%増。その他の商品のカテゴリーにはオフィス用品は14.8%増、通信機器11%増、体育エンターテメント17.3%増。家具は12.6%増。建築用品14.8%増となっている。

2016年、B2C小売業の売上高総額は33兆元(約528兆円)を突破、オンライン小売の売上高が5兆元(約80兆円)に達している。そのうち実物商品は4兆元(約64兆円)、25.6%増、増速はB2C全体の増速より15.2%高く、全体の12.6%を占めている。

 

※当記事は中国メディア「ebrun」の4/18公開の記事を翻訳・補足したものです。