インターネット情報センターCNNICは第39回目の「中国ネット発展状況統計報告」を発表した。それによると、2016年12月時点で、中国インターネット人口は前年比4,299万人も増加し7.31億人に達した。インターネット普及率で見ると53.2%、前年比2.9%増となった。

(青柱はインターネット利用者、折れ線は普及率)

地域別について、中国大陸31の省、自治区、直轄市のうち、インターネット利用者1千万人以上は26省となっており、この値は昨年と変わっていない。江西省と安徽省の利用増加率はそれぞれ15.7%と13.6%で最も伸び率が高かった。逆にインターネットを利用していない人は6.42億人、そのうち、農村地域の人は60.1%を占めており、まだまだ農村部でのインターネットの普及には伸びしろがある。

インターネット利用者の属性を見ていこう。学生は25%を占め、前年比3%減となった。そのうち、中学生が37.3%、高校・専門学校生が26.2%となっている。またフリーランス・自営業は22.7%で、前年比0.6%増。会社員・一般職社員(これは日本とは異なり大学卒の高学歴な人が就ける職種であり、労働者層全体を指すものではない)は14.7%を占めている。

利用者の月収については、月収2,001~3,000元(約32,000~48,000円)の利用者は17.7%、3,001~5,000元(約48,000~90,000円)は23.2%。

モバイル端末でネットを利用する人は6.95億人、前年比7,550万人も増加した。ネット利用者全般の95.1%を占め、前年度の90.1%より5%上がった。

 

※当記事は中国メディア「TechWeb」の1/22公開の記事を翻訳・補足したものです。