PaypalとグローバルマーケティングエージェンシーIpsosが実施した全世界の32の市場を対象にした越境ECの消費動向に関わる最新のレポート(調査期間は8月~10月)によると、18歳以上の越境EC消費者のうち、46%の人はアパレルや靴、アクセサリーなどを購入。29%の消費者はデジタル製品を購入。25%の消費者は旅行ツアーやチケットなどのサービスを予約。24%の消費者はデジタルコンテンツ(電子書籍、オンラインミュージックなど)を購入。23%の消費者はおもちゃや嗜好品を購入していた。

国別に見るとポルトガル、ペルー、アイルランドが越境ECに非常に積極的で、80%近くの消費者が越境ECを使用。一方日本での越境EC利用率は4%に留まっている。

また世界の消費者が越境ECで購入する国は中国が21%、米国が17%となっており、中国が一番人気のある国となっている。

 

eMarketerによると、今年世界EC市場規模は2.0兆ドル(約230兆円)に達するといわれており、昨年より25%増となる見込みだ。2017年、ECの市場規模は2.5兆ドル(約290兆円)までの増加が予想されている。その際には小売業全体に対するEC市場規模は10%となる見込みだ。2020年には4兆億ドル(約460兆円)に達し、同じくシェアは15%まで増加することが見込まれている。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の12/01公開の記事を翻訳・補足したものです。