Amazonは4月24日にコンテンツ購読サービスSubscribe with Amazonの提供を開始した。「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「Chicago Tribune」、「The New Yorker」などの主要メディアだけでなく、フィットネス系アプリを提供するFitbit、瞑想や集中力を高めるアプリを提供するHeadspaceなどと連携し、消費者に雑誌やトレーニングビデオなどのコンテンツを提供する。また、オンラインインストレージサービスを提供するDropboxと協力し、消費者にコンテンツ管理サービスも提供。

Amazonはデジタルコンテンツ市場が今後、数千万のユーザーまで拡大すると予測している。特に5,400万人の既存Prime会員にとっては非常に魅力的なサービスとなるだろう。Amazon Primeは米国では年間99ドルでテレビ番組、映画、二日間配達サービスを利用できる。また、Prime会員の購買力は非常に大きく無視できない。モルガン・スタンレー調査によると、40%のPrime会員は毎年アマゾンで1,000ドル以上消費し、それに対して、非会員は8%しか1,000ドル以上消費しない。会員はAmazonサイトを利用する時間も非会員の5倍となっている。さらに、今回のSubscribe with Amazonは会員に半年以上購読すると50%の割引を提供し、この動きは、非会員をPrime会員に引き上げるためのインセンティブにもなるだろう。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の4/25公開の記事を翻訳・補足したものです。