FlipkartはeBayインドと連携し、市場内でのポジショニングを強化。AmazonインドやPaytmに投資したアリババと対抗色を鮮明に打ち出している。
eBayは2004年インドでサービスを開始し、Amazonより10年も早くインド市場に進出した。しかしインドEC市場の中で、eBayの市場シェアは現在6位に留まっている。2014年頃、Snapdealを買収しようとしたものの不調に終わり市場拡大が思うように進んでいない。今回、eBayはSnapdealからFlipkartに投資するように方針を変えた。FlipkartはeBay、Tencent、Microsoftなどの投資者から10億ドル(約1,140億円)を出資を受ける予定だ。
Amazonがインド市場に進出したため、インドでのAmazonの商品の配達量が2016年第一四半期に前年比で1.5倍となった。アリババもPaytm Ecommerceに2億ドル(約228億円)を投資した。そのような環境下でFlipkartは競争力を高めるための融資が必要となっている。Forresterのデータによると、昨年、インド市場には12億人の消費者がいる。インドEC市場の売上高は160億ドル(1.8兆円)、2021年に640億ドル(7.3兆円)まで増加する見込み、年増加率は31%となっている。非常に潜在力のある市場である。
※当記事は中国メディア「雨果網」の3/28公開の記事を翻訳・補足したものです。