Snapdealの損失が拡大し、同社はインド国内のEC市場においてFlipkartとAmazonに続く第3位に陥落した。インドのEC大手Snapdealは、2016年度の収益が56%増加した一方で、損失が125%に拡大したと公表。インド国内のEC市場における2位の座をAmazon Indiaに明け渡した。首位には依然としてFlipkartが君臨している。
<参考>
【インド】インドのAmazonと言われるFlipkart、2017年が勝負の年に
インドの経済情報媒体The Economic Timesのレポートによると、Snapdealの2015年~2016年の損益は2,960クロー(296億ルピー)に拡大した。これは2015年度に公表された1,319クロー(131.9億ルピー)から125%の減益である。
同時に、2016年度の収益は933クロー(93.3億ルピー)から1456.6クロー(145.66億ルピー)となり、56%の増益となった。また同年度の総経費は2015年度の2,252.5クロー(225.25億ルピー)から、4,416.6クロー(441.66ルピー)へと倍増した。
Snapdeal広報担当者は「2016年度は事業の長期的な成長のために、技術、ロジスティクス、そして販売エコシステムにおける能力育成に資本投資した」という。
同社は昨年、モバイル決済企業のFreeCharge、物流会社GoJavas、そしてECサイト向けにパーソナライゼーション技術を提供するTargettingMantraを含む計6社を買収。昨年11月には企業ブランドの全面見直しを行い、200クロー(20億ルピー)近くを投資し新しいロゴとテレビキャンペーンを立ち上げている。
<参考>
【インド】ECと実店舗の小売サプライチェーンの簡素化への期待
※当記事は「DNA India」の1/18公開の記事を翻訳・補足したものです。