グルーバルでのオンライン決済会社Worldpayが公表した「2016年グローバル決済レポート」によると、2016年に中国で最も人気のあった決済方法は電子マネーで、56%の市場シェアを占めていた。次はデビットカードとクレジットカード、それぞれ11%のシェアを占めている。また、着払いは8%、銀行振込は7%。5年後、中国では電子マネー以外の支払方法も発展し、より多様化することが予想されている。
2020年にはクレジットカードのシェアは11%から14%まで増加、デビットカードも11%から13%まで増加、プリペイカードの市場シェアは4%から6%まで増加する見込みとなっている。また、中国のEコマース市場規模は1兆4,220億ドル(約164兆円)となり、アメリカ(7,790億ドル、約90兆円)の2倍、日本(1,530億ドル、約17兆円)の9倍となる見込み。さらに、アメリカ、日本、イギリス(2,130億ドル、約24兆円)、カナダ(780億ドル、約9兆円)、フランス(1,010億ドル、約11.6兆円)とドイツ(1,050億ドル、約12兆円)のEコマース市場規模の総計と同程度となり、2034年、インドのEコマース市場はアメリカを超え、中国に次いで第二のEコマース市場となる見込みだ。
また、中国のEコマース市場は欧米地域に見られる“消費してから支払”という習慣に影響され、2020年にはクレジットカードは電子マネーの次に人気のある支払方法となる見込みだ。
※当記事は中国メディア「電商報」の1/7の記事と1/10公開の記事を翻訳・補足したものです。