1月4日、中国オンライン旅行サイト携程旅行(Ctrip)は「2016年医療観光報告」を発表した。それによると、2016年、Ctripサイトを通じた医療観光旅行の注文数は2015年の5倍となり、50万人超、客単価は5万元(約80万円)を超えている。一般的な海外観光旅行の客単価の10倍となっている。

医療観光ではユーザーの状況に応じて医療プランをカスタマイズできるのが最大の魅力。さらに専門スタッフが現地に同行し、通訳や検査レポートの翻訳を実施。ユーザーは安心して身体検査と治療を受けることができる。

海外医療観光の目的地で最も人気な国は日本、韓国、アメリカ、台湾、ドイツ、シンガポール、マレーシア、スイズ、タイ、インド。その中で、韓国の整形外科、日本のガンの予防と早期発見システムは観光客から高い人気を集めている。また発展途上国ではあるがインドの薬品が安く、医療レベルも高いため、コスト効率の良い国だと考えられている。

医療の項目については、全身健康診断、ガンの早期発見、心臓検査、DNA検査を含めた海外での身体検査は全体の50%を占めておりもっとも人気がある。ユーザーは北京、上海、天津、杭州、深圳などの在住者がトップ5を占めている。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の1/4公開の記事を翻訳・補足したものです。