米国最大級のスーパーマーケットチェーンWalmartは、AmazonのインドでのライバルであるFlipkartと発行済み株式の取得について先進的な会談を行っており、この取引は早ければ3月に確定すると報じられている。
<参考>
【インド】FlipkartによるSnapdeal買収の話が正式に破談
両社に取材したEconomic Timesによると、WalmartはFlipkartの株式15~20%を取得予定だという。(Amazonという)共通の敵を倒すという目的が、WalnartとFlipkart双方にとってそれぞれの強みを活かす協力の可能性を生んでいるのだろう。
実は、WalmartとFlipkart間の交渉は決して新しいことではない。ここ数年、Walmartが少数株取得に向けて動いていたという報告がされている。
Walmartにとってeコマース企業との提携はもちろん初めてではない。2016年に30億ドルでアメリカのEC企業Jetを獲得し、同社の設立者Marc Lore氏がeコマース部門のCEOに就任している。最近では、日本のeコマース企業楽天と提携し、日本で食料品配達サービスを開始。電子書籍Koboやオーディオブックの独占的大規模小売パートナーになった。
<参考>
楽天とウォルマートが提携、楽天西友ネットスーパーの運営を今夏にスタート、Koboを米国展開へ
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の2/1公開の記事を翻訳・補足したものです。