インドのECサイトFlipkartとSnapdeal間で、長期に渡り継続していた買収問題がついに決着した。インド最大のFlipkartによる買収が確実と見られていたものの、同国3位のSnapdealは独立体制を続けることを決定したのだ。
先週の時点で、Snapdeal役員Jasper Infotech氏は、Flipkartによる最大9.5憶ドルの入札に同意し、他の株主達の承認を待っていた。しかし、Snapdealの創業者であるKunal Bahl氏とRohit Bansal氏が独立体制の継続を選択したのだ。Snapdealは今後、初期投資家達やインドの投資ファンドKalaari CapitalとNexus Venture Partnersをバックに付け、必要最小限規模でのオンライン市場を経営することになる。
「当社は独自路線を歩むことを決定した。その結果全ての戦略的な討論を終わらせた」とSnapdealは国際通信社のReutersに述べた。
この決断は、Flipkartによる買収決定によって生じる株式購入を熱望していたSnapdealの筆頭株主であるSoftBankを失望させた。 Snapdealは既に、インドで3番目に大きい民間銀行Axis BankによるSnapdeal社傘下の電子決済会社Free Chargeへの6,000万ドルの買収に同意している。そして現在、同じく傘下の物流会社Vulcan Expressの買収について、Standard Chartered銀行の未公開株機関と協議しているところだ。
<参考>
※この記事は「Mobile Marketing Magazine」の7/31公開の記事を翻訳・補足したものです。