イギリスでは、食料品の全ネット購入の約40%はモバイル端末から発注されるという。同国での食料品のオンラインショッピングは非常に人気が高く、食料品購入の7%がオンラインで行われる。これはスペイン、オランダ、チェコのデータを合わせたものより多い数値だ。

これらは、イギリスの日用消費財市場における最新のオンライン小売テーマや動向を探求するデジタル広告会社Criteo社による新レポート「食料品の未来についての考察」からの、主な傾向の抜粋である。

レポートによると、イギリスにおける食料品のネット購入は他のヨーロッパ各国と比べて一般的とのこと。Criteo社は複数の国で日用消費財市場の推定EC取引の割合に注目。その数値は、イギリスが6.9%でヨーロッパにおいてリードしており、フランスは5.3%にとどまった。他のヨーロッパ諸国の数値はあまり高くない。

「イギリスの食料品ネット販売市場は成熟していると考えられているが、そこにはまだ大きなチャンスがある。というのも、食料品購入者の約4分の1がオンラインで購入するが、その他75%はそうではない」とレポートには記載されている。

食料品をネットで購入する消費者のうち、40%はモバイル端末を使用していることから、モバイルコマースが急速に成長していることは明らかだ。昨年のホリデーシーズン中は、イギリスではパソコンよりもモバイル端末からの購入の方が多かった。しかしCritio社のように、マーケティングのための限られた範囲内での製品ビューだと言及する。

ブランドは、スーパーマーケットで消費者が手に取る何百もの商品ではなく、4つの製品分野で際立つ必要がある。スポンサー製品を活用することで、彼らの製品は知名度を目に見えて高めることができるのだ。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の5/16公開の記事を翻訳・補足したものです。