フォーブス報告によると、2020年、世界のB2BのEC市場規模は6.7兆ドル(771兆円)、B2CのEC市場規模は3.2兆ドル(368兆円)となり、B2BはB2Cの約二倍の市場規模になる見込みとしている。

EC市場が急成長すると共に、企業はEC業界のトレンドを常に注視し、トレンドに乗り遅れないようにしなければならない。ECソリューション企業ZoeyのCEO Uri Foox氏によると、B2B業界は大きく変化しているという。今後テクノロジーの進歩に応じて、セールスプロセスの改善を取り組む企業が増えていくだろう。中小企業までもがAIやビッグデータなどの新興技術を利用できるようになるだろう。EC企業がリアル店舗の小売業者、ブランドと連携し、新規の販売チャネルの開拓を行っていくだろう。また、オンライン上の知名度はリアル店舗の業績に影響を及ぼすことに気がついている企業が増えてきたことも大きい。

市場規模の拡大は新しいトレンドへの対応の重要性も上がることを意味している。現在、モバイル端末でのEC利用が主導となり、消費者はPC端末で購入しても、モバイル端末を利用して商品の情報を検索する。そのため、企業はPCではなく、モバイル端末に重点を置いたマーケティングにシフトしていく必要がある。またさらなる販路の拡大のためにも、海外進出も必要となっている。オンラインがこのような影響力を持つ前にはハードルの高かったこのような業務のドラスティックな改善も、積極的に行っていく必要がある時代に来ているといえよう。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の3/5公開の記事を翻訳・補足したものです。