Amazonは、欧州で圧倒的なシェアを誇る最大のeコマース企業である。最新のトップ10ランキングには、他に米国企業2社、中国企業3社、ロシアのプラットフォーム2社が含まれている。世界のEC市場データを提供する分析プラットフォーム、ECDBが発表したリストには、Allegro(ポーランド発の大手ECマーケットプレイス)とZalando(ドイツ発のファッション特化型ECプラットフォーム)が加わった。


欧州におけるeコマースのローカル化はどの程度進んでいるのだろうか?ECDBの調査によると、その傾向は国によって異なる。3大市場である英国、ドイツ、フランスでは、2024年には越境ECのシェアが50%を超えた。この統計によると、4位と5位の市場であるスペインとイタリアでは、越境ECのシェアは75%を超えている。そして、これらの国すべてにおいて、Amazonが市場リーダーとなっている。


欧州における
GMVに基づくトップ10

Amazonの優位性は、ECDBが発表した包括的なレポート「2026年グローバルeコマースコンパス (Global E-commerce Compass 2026)」の最新ランキングからも明らかだ。上位10社は、ロシアを含む欧州における流通総額(GMV)に基づいてランク付けされている。数値は2025年の取引量を反映しており、米ドルで表示されている。

Amazonの欧州における昨年のGMVは2,320億ドル弱で、これに次ぐ9社の合計額(2,440億ドル)をわずかに下回る程度である。上位10社には、eBayと直販業者のAppleに加え、さらに2社の米国企業が名を連ねている。


Amazon
2位から10位までの合計額にほぼ匹敵する


欧州の多くの地域ではほとんど知られていないロシアのオンラインプラットフォームOzonWildberriesが、ランキングで2位と3位を占めている。両社の規模はほぼ同等である。


AliExpress
TemuそしてShein

中国のプラットフォームAliExpressTemuSheinはそれぞれ4位、6位、7位を占めているが、成長率はやや鈍化している。また、これらのプラットフォームは欧州の規制当局の監視下にあり、7月1日から小型小包に対して一律3ユーロの暫定的な関税が課せられる。

ポーランドのAllegroとドイツのZalandoもトップ10にランクインした。両社とも、複数の欧州諸国で販売パートナー向けのプラットフォームモデルとサービスで成功を収めている。


準大手企業の本社所在地

世界最大級のeコマースプラットフォームの多くは欧州に本社を置いていないが、欧州には比較的多くの本社が存在する。ECDBが以前に算出したデータによると、世界最大のeコマース企業250社のうち、95社が欧州に本社を置いている。これは南北アメリカ大陸全体の本社数を上回り、アジア全体よりも大幅に多い数字だ。


※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の2/19公開の記事を翻訳・補足したものです。