株式会社シナブルは、ECサイトで商品を購入したことがある20代と60代の男女を対象に「ECサイト利用時」の意識調査を実施した。



調査結果

 

はじめに、「ネットショップを見る頻度を教えてください」と質問したところ、「月に2~3回」が19.0%と最も多く、次いで「週に2~3回」が18.1%、「ほぼ毎日」が15.5%となっていた。

続いて、「どのようなときにネットショップを閲覧しますか?(複数選択可)」と尋ねたところ、20代は「欲しい商品があるとき」が76.2%と圧倒的に多く、次いで「セールをしているとき」の48.6%、「溜まったポイントを使って買い物をしたいとき」が29.7%という結果だった。一方、60代は「欲しい商品があるとき」が最も高く85.8%、「セールをしているとき」41.0%、「気になる商品の情報が欲しいとき」の35.7%が続いた。この結果から、20代はセールの実施タイミングやポイント利用時にネットショップを積極的に利用する傾向にあり、60代は明確な購買目的に加えて、情報収集の場としてもネットショップを活用していることが明らかとなった。

 

 

「ネットショッピングで主に購入するものを選んでください(上位3つまで選択)」と質問すると、20代の1~3位は「日用品・生活雑貨」32.3%、「衣類・小物類」32.1%、「美容・コスメ」31.5%という結果だった。一方、60代の1~3位は「食料品」39.3%、「日用品・生活雑貨」36.1%、「衣類・小物類」31.6%となっていた。両世代に共通して言えるのは、「日用品・生活雑貨」や「衣類・小物類」がそれぞれ上位に入っており、世代を超えてこれらのカテゴリーがネットショッピングにおいて重要であることが分かった。その反面、20代では「美容・コスメ」が、60代では「食料品」がそれぞれトップ3に入っておいることから、世代ごとでネットショッピングの目的が異なる部分も垣間見えた。

 

 

「ネットショッピングで便利だと思うことは何ですか?(複数選択可)」と質問したところ、20代では、1位が「24時間いつでも利用できる」で66.7%と約7割、2位は「クーポンが使えたりポイントがついたりする」が39.6%、3位は「重い荷物を運ばずにすむ」で35.4%だった。一方、60代では1位が「24時間いつでも利用できる」の83.4%、2位が「重い荷物を運ばずにすむ」で45.8%、3位は「商品の比較が簡単にできる」と「クーポンが使えたりポイントがついたりする」が45.4%で同率となっており、両世代において時間に縛られずに買い物ができることが、大きな魅力であることが示された。特に60代では、重い荷物を運ばずに済むことや商品の比較が簡単にできる点に魅力を感じていることが明らかになり、体力的な負担を軽減してじっくり商品を選びたい傾向にあるようだった。