Webとアプリの収益最大化を支援するRepro株式会社は、ECサイトの利用状況に関するユーザー調査を実施し、「ECサイトについての利用実態調査レポート 2024」として発表した。



調査結果

 

「スマートフォンでECサイトを利用する際、アプリとWebサイトのどちらを優先的に使うか」という質問に対し、「アプリを優先して利用する」が43.4%、「Webサイトを優先して利用する」が35.9%と、アプリのほうがやや高い結果となっていた。

また、その理由について尋ねたところ、「アプリが使いやすいから」が82.8%と圧倒的に多く、「アプリのほうがお得になるから」の34.9%や「インストールされているから」の32.7%、「決済が簡単だから」で31.1%といった理由が続いていた。このことから、ユーザーはアプリの使いやすさや、利用するメリットを感じられれば、優先的にアプリを使用すると考えられる。

 

 

「ECサイトで商品を購入する際に重視すること」について、「価格」「レビュー・評価」「キャンペーン・セール情報」「送料・配送オプション」「ECサイトのデザイン・レイアウト」「ECサイトの使いやすさ」の6項目から選択してもらった。

結果として、ユーザーが大きく重要視すると回答した割合が多かったのは、「価格」で56.2%や「送料・配送オプション」の39.2%となっており、ユーザーは金額を抑えることを重視していた。一方で、「ECサイトのデザイン・レイアウト」については、ほとんど重視しない・全く重視していないことが明らかとなった。

 

 

ECサイトで便利だと感じた、またはあると嬉しいと感じる機能について尋ねると、「とても便利/嬉しいと感じる」「やや便利/嬉しいと感じる」を合わせた割合で見た場合、最も多いのは「リアルタイム在庫状況」で60%、次いで「返品・交換プロセスの簡便さ」の56.6%、「セールのプッシュ通知」44.9%が続いた。「リアルタイム在庫機能」は、「残り〇個」など現在の在庫状況を表示することで、購入のタイミングを逃したくないユーザーにとって重要な機能といえる。また、「返品交換プロセス」は「購入に失敗したくない」と考えるユーザーに対しサイトへの安心感に繋げられる他、「セールなどのプッシュ通知」に関しては、「安いうちに購入しよう」など、セールに向けて商品購入の判断ができるためユーザーにとっては欲しいと感じる機能のようだ。一方で、よく見かける「定期購入オプション」や「メールマガジン」は約15%程度にとどまっていた。

 

 

まとめ

 

ECサイトを利用し続けてもらうためには、ユーザーに使いやすいと思ってもらえるよう機能面やUI面に配慮することが必要となる。そして、自社アプリがある場合はプッシュ通知で適切に情報を届けるなど、アプリを有効活用することもECでの売上を伸ばすポイントとなるだろう。

 

 

Repro株式会社について

 

Repro株式会社は、サービスの間に存在する課題を解決するマーケティングソリューションカンパニー。Web、アプリの顧客一人ひとりに対し、最適なタイミング、内容、チャネルでのコミュニケーションを可能にするカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Repro」、専門のプロフェッショナルチームによる収益最大化サービス、タグを入れたその日からかんたん・すぐにWebサイトの表示スピードを高速化する「Repro Booster」を提供している。