日本最大級の連絡網サービス「らくらく連絡網」を提供している株式会社イオレは、「らくらく連絡網」を利用中の60歳以上のユーザーを対象に「インターネットとSNSに関するアンケート」に関するアンケートを実施した。

 

 

調査結果

 

利用しているインターネット機器について尋ねたところ、スマートフォンが91.2%と最も多く、次いでパソコンは77.5%、タブレットも約26.5%が利用していた。さらに、インターネット機器の使用にどのくらいの時間を費やしているかという質問では、「1時間以上3時間未満」の回答が最も多く、約半数程度を占めていた。

また、どのような用途でこれらの機器を使っているかに対しては、1位が「メール」で85.9%、2位は「インターネット検索」の85.2%、3位は「SNSの利用」の67.4%と、シニア層もスマートフォンやPCの利用が徐々に定着化しているものの、若年層と異なりSNSよりもメールを中心にコミュニケーションをとっているようだった。

 

 

「広告を見る頻度が高いと感じる媒体」について質問したところ、1位は「テレビ」83.6%で他の媒体と比較するとダントツで多く、2位は「新聞・チラシ」52.3%、3位は「Webサイト」48.7%だった。調査の結果から60歳以上の世代においてはテレビCMの影響が大きいことが伺えたが、WebサイトやSNS広告もおよそ2人に1人が見ており、ネット関連の広告媒体も60代以上の人に見られつつあることが分かった。

 

 

「利用しているSNS」について尋ねると、「LINE」と94.6%の人が回答したことから、SNSを利用するシニア層のほとんどの方がコミュニケーションツールとしてLINEを活用していることが明らかとなった。次いで「YouTube」は66.8%、「Facebook」は59.0%と、「LINE」と差はあったものの、これらも過半数以上のシニア層が利用していた。また、各SNSの利用頻度についても尋ねた際、上記のSNSの中で利用頻度が最も高いのも「LINE」で、79.5%が「ほぼ毎日利用している」と回答しており、生活に根差したSNSとなっていることが分かった。

 

 

「SNSの広告を見て商品の購入やサービスを利用したことがあるか」という質問では、31.6%が購入したことがあると回答しており、利用したことがない人の方が多かったものの、3割程度の人は広告がきっかけになっていた。このことからシニア層に向けたマーケティングにおいてもSNS広告は有効に働いていることが伺えた。