DX&マーケティング事業を展開するナイル株式会社は、法人向け事業でマーケティングを担当する246名を対象に、BtoBマーケティングに関するアンケート調査を実施した。



 

調査結果

 

BtoBマーケティング従事者243名に、マーケティング業務における外部パートナー(ベンダー、業務委託等)の利用状況を聞いたところ、66.7%と半数以上が「利用している」と回答した。また、従業員数別で見ると、「従業員数1,000人以上」の企業では、「利用している(78.2%)」と回答した割合がもっとも高い一方で、「従業員数1~99人」の企業では、「利用していない(56.1%)」と回答した割合が高く、大規模な企業ほど、外部パートナーを利用していることがわかった。

 

 

BtoBマーケティング従事者の8割以上が、「マーケティングにおいて課題をもっている」と回答したが、その176名を対象に、課題の詳細について尋ねた。その結果、もっとも多くのマーケティング従事者が「競合分析(48.3%)」と回答し、2位が顧客インタビューやユーザーアンケートなどの「顧客理解(47.2%)」、3位が「マーケット分析(37.5%)」だった。

 

 

今抱えている課題に対して、何があれば解決すると思うか聞いたところ、「専門家のアドバイス、知見(54.5%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「予算(52.3%)」と、プロフェッショナルな人の助言や金額的な解決方法だった。その一方、約3割がマーケティングの必要性や、他部署との関係構築といった「社内の理解を得る」ことで解決できると回答した。

 

 

BtoBマーケティング施策で、実際に効果を感じられている施策を尋ねたところ、もっとも多かったのが、「SNSマーケティング(41.5%)」、次いで2位が「オウンドメディア(28%)」、3位が「動画マーケティング(26%)」となった。

 

 

今後、BtoBマーケティングで強化したい、またはやってみたい施策、チャネルについて聞いたところ、3位までは「効果を感じている施策」と同じ順位で、1位「SNSマーケティング(39%)」2位「オウンドメディア(28.9%)」、3位「動画マーケティング(26.8%)」だった。特に「SNSマーケティング」は、効果を感じる事業者が多いかつ、今後導入したいと考える企業も多数おり、BtoBマーケティングでは注目されているようだ。