繰り返されるインフルエンサーコンテンツにうんざりする消費者 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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マーケティング
2018/08/08

繰り返されるインフルエンサーコンテンツにうんざりする消費者

毎日ソーシャルメディアで「何か新しいこと」を見つけたいという消費者の欲求は、インフルエンサーマーケティング(SNSなどで影響力のある人を活用し消費者へアプローチするマーケティング手法)における、同じようなコンテンツの繰り返しや、投稿の質の低下をもたらしている。

 

米国のアプリケーションサービスプロバイダBazaarvoiceが、ヨーロッパの4,000人の消費者を対象に行った調査によると、回答者の47%が繰り返されるインフルエンサーコンテンツに飽きており、23%が投稿の質に疑問を持っているという。特に、英国では49%、フランスでは68%の消費者がそのように回答。彼らは、フォローしているインフルエンサーの毎日のコンテンツに、新しさを期待しているのだ。

さらに、調査対象者の52%は「1年前よりも多くのインフルエンサーコンテンツを視聴している」と回答。また、62%が「好きなインフルエンサー」のカテゴリとして、コメディアンやゲーマー、スポーツ選手などを含む「エンタテイナー」を挙げた。

インフルエンサーは依然として人気があるが、消費者の62%が「インフルエンサーは影響を受けやすいオーディエンスを利用している」と感じているという。その理由として、55%が「物質的すぎる」、54%が「偽りのライフスタイルを投稿している」と回答している。

これらの消費者感情や業界で問題となっている「偽フォロワー」の影響で、49%が「インフルエンサーの投稿するコンテンツに厳しいルールを課すべきだ」とインフルエンサーマーケティング協会に求めている。

 

ヨーロッパの消費者の92%がインフルエンサーコンテンツを視聴しているにもかかわらず、43%は、フォローしている人がおすすめしたり、宣伝したりしている商品を購入したことがないということも、今回の調査で分かった。

 

BazaarvoiceのEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)本部長Joe Rohrlich氏は、次のように述べた。「本来、インフルエンサーマーケティングは、時代に関係ない新しい発見や好みをシェアする”口コミ”が真の目的だ。しかし、現在のインフルエンサーを採用したマーケティングは、金銭的報酬が発生している問題と、より知識が豊富な消費者がインフルエンサーに疑問をもつようになったため、明らかに信憑性をなくしている。インフルエンサーは、自身が創るコンテンツの質と信憑性の改善に向けて努力する必要があることも明白である。合理的な予測と結果よりも、広告主と視聴者、宣伝コンテンツとその結果には丁度良いバランスがあるのだ」。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の8/3公開の記事を翻訳・補足したものです。