LINE株式会社は、よりよいサービス提供のためにさまざまな調査研究を行っており、その一環として、2023年上期のインターネット利用環境に関する調査を実施した。

 

 

「スマホ」でのインターネット利用者は全体の96%で、前回調査と同水準を維持する結果となった。また、「PC」の利用者は38%で、前回調査の42%より少し減少した。構成比としての最多は「スマホのみ」の59%で、前回調査の56%より増加した。一方で、「スマホとPC」の併用は37%と前回調査42%より減少し、「PCのみ」の利用者は前回調査同様に1%とわずかだった。

 

 

直近3年間のインターネット利用者の推移をみてみると、全体では「スマホのみ」のインターネット利用者が増加傾向にあり、2020年下期の調査結果50%から9pt上昇し今回は59%という結果となった。男女別でみても増加傾向にあり、男性は2020年下期の調査結果42%から8pt上昇し今回は50%となった。さらに、女性においては、男性よりもスマホのみの利用率が高く、2020年下期の調査結果58%から11pt上昇し今回は69%と約7割だった。

 

 

デバイス別のインターネット利用者の推移をみてみると、10代〜50代の「スマホ」の利用者は95%以上の高水準を維持しているものの、「PC」の利用者はやや減少傾向にあり、今回の調査では38%と、過去最低だった。また、「タブレット」の利用者は2割程度を維持していることから、タブレットは少数派であるものの根強い人気があることがわかった。その一方で、「ガラケー」の利用者はごくわずかで、前回調査同様に1%程度となった。

 

 

 

LINEでは、今後もスマートフォン等でのインターネット利用に関わる調査を定期的に実施するとのこと。