MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、15歳～69歳の男女5,000人を対象に2023年4月17日～4月19日の期間で「化粧品のEC購入とセルフAI診断に関する調査」を実施した。



調査結果

 

15歳～69歳の男女5,000人のうち化粧品を購入すると回答した3,435人を対象に、初めて利用する化粧品のEC購入について聞いたところ、「購入する」と回答したのは「スキンケア」が54.4％と最も多く、次いで「ベースメイク」が52.6％、「チーク」が52.3％と、購入すると回答したのはどれも約半数で、商品によって大きな差は出なかった。

 

 

続いて、初めて利用する化粧品をECで購入すると回答した1,915人を対象に、ECで購入する理由について聞いたところ（複数回答可）、どの商品に対しても「店舗よりも安く手に入るから」「時間を気にせず選べるから」「クチコミを確認したいから」が上位3位に入っていた。

 

 

初めて利用する化粧品をEC購入すると回答した1,915人を対象に、購入失敗経験について聞いたところ、「失敗した経験がある」と回答したのは77.5％で、項目別でみると、ベースメイクが73.5％と最も多く、次いでリップメイクが73.1％、スキンケアが70.9％となった。

さらに、初めて利用する化粧品のEC購入で失敗した経験があると回答した1,485人を対象に、失敗した内容について尋ねると（複数回答可）、最も失敗経験の割合が多かったベースメイクは「期待していた使用感ではなかった」が31.1％と最も多く、次いで「自分の肌に合わない色を選んでしまった」が29.2％、「自分の肌質に合わなかった」が28.3％だった。また、他の商品においても、「使用感が違った」、「色・質が肌に合わない」が多数を占めていた。

 

 

15歳～69歳の男女5,000人を対象に、何かしらのセルフAI診断の認知～利用意向について聞いたところ、認知は50.8％と約半数が認知していたものの、「利用したことがある」と回答した利用経験は10.3％にとどまった。しかし、認知者の「利用したことはないが、今後利用してみたい」と未認知者の「今後利用してみたい」を合わせた利用意向は51.3％と、興味がある人も一定数いた。これを項目別でみると、認知が最も多いのは「肌質診断」で33.8％、利用経験が最も多いのは「肌質診断」で7.3％、利用意向が最も多いのは「骨格診断」で38.8％となった。

 

 

初めて利用する化粧品をECで購入すると回答した3,435人を対象に、新型コロナウイルス流行後に参考にする情報について聞いたところ（複数回答可）、「クチコミ」が17.7％と最も多く、次いで「SNSの投稿」が12.6％、「ブランド・メーカーのWEBサイト」が12.0％と、実際の使用者の感想を最も参考にしているようだった。