ブルースクレイ・ジャパン株式会社は、記事制作を外注している企業担当者143名にコンテンツマーケティングに対する外注状況と満足度調査を実施した。
予算についての調査結果
「記事コンテンツにかけるひと月当たりの外注予算はいくらですか」という質問に対し、「20~29万円」が25.4%と最も多く、続いて「30~39万」が16.9%、ほぼ同率で、「10万未満」が16.2%だった。また、約50%の企業が記事コンテンツの作成に対して、予算が30万円以下という状況だった。
最も多かった月予算「20~29万円」では、1記事あたり「3~4万円」が約半数を占めており、続いて「2万円」が29%、「5~6万円未満」が11%だった。また、コンテンツ作成費が高ければ高いほど、1記事あたりの予算も高くなる傾向にあることが分かった。
運用についての調査結果
「記事コンテンツのリライト(記事更新)に関して教えて下さい」との質問に対し、記事のリライトに関しては「最低限の更新のみとなっている」が、ダントツで36.6%と最も多く、「積極的にリライトを行っている」と答えたのは26.10%と、「最低限の更新のみとなっている」に比べ10ポイントも低かった。しかし、記事コンテンツのリライトを積極的に行っている企業程、コンテンツマーケの成果満足度が高い傾向にあった。
成果・管理についての調査結果
「記事コンテンツマーケの成果に関して満足度」を調査した結果、「満足している」が約半数となっている一方で、約40%がコンテンツマーケティングの現状の成果に、「改善余地があると思っている」という結果だった。
委託状況についての調査結果
「記事コンテンツ作成を外部に依頼する理由」として最も多いのは、「コストパフォーマンスの高さ」が45.8%、続いて「ライティングのノウハウ・知見不足」39.40%、「SEOのノウハウ・知見不足」38%だった。
記事作成費が低い方が、「不備」・「記事内容への不満」・「自社/業界理解の不足」など、基礎的な項目の不徹底が多い 傾向にあった。逆に、記事作成費が高い場合は、「企画提案力」 ・「 SEOの成果」・「費用対効果」など、 記事のクオリティ・成果面での不満が理由となっていた。
まとめ
今回の調査を振り返ると、「記事コンテンツにかけるひと月当たりの外注予算」は、「20~29万円」が多く、記事更新は積極的に行うよりも「最低限の更新」を行う企業が上回った。その一方で、記事更新を積極的に行っている企業程、コンテンツマーケの成果満足度が高い傾向にあったことがわかった。さらに、「記事コンテンツ作成の外注の理由」に対しては、コストパフォーマンスの高さや、ライティングのノウハウを求めている人が多かったものの、外注する際はその分費用対効果を期待している傾向もみられた。