スウェーデンのラストマイルデリバリースタートアップ、Budbeeが、間もなくベルギーへ進出する。同社はフランドルとブリュッセルでのサービス開始を発表した。のちにワロン地域へも拡大する予定だ。

 

Budbeeがベルギーに進出するのは偶然ではない。先日、総額5,200万ユーロの新規資金調達ラウンドを発表し、ヨーロッパのeコマースの向上を目標に掲げている。

 

「ベルギーでのローンチは理にかなったステップである」

Budbeeがオランダへの進出を成功させた後の次のステップとして、ベルギーでサービスをスタートさせることは、理にかなっている。両国は人口密度が高いことで知られており、さらに、ベルギーは、この1年でeコマースが飛躍的に成長しているのだ。

 

フランドルに新たに3つのハブ

前述のとおり、Budbeeは、まずフランドルとブリュッセルでサービスを開始し、およそ800万人がサービス対象となる予定。同社は、フランドルに新たに開設する3つのハブから荷物を回収する。

 

同社のCEOで創設者のFredrik Hamilton氏は、「現在、我々のテクノロジーと持続可能なサービスは、スウェーデン、オランダ、デンマーク、フィンランドの多くの人々に支持されている。そして、ヨーロッパでのeコマースショッピングのさらなる拡大と向上という我々の目標を達成するため、ベルギーとルクセンブルクでのさらなる事業拡大に自信を持って臨む」と語った。

 

ベルギーでの持続可能な配達

Budbeeは、ベルギーで化石燃料フリーの荷物配送を目指す。この目標を達成するために、貨物用自転車、電気自動車、グリーンガスの使用、リサイクルオイルや植物油を燃料とする車両による配送を組み合わせている。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の3/12公開の記事を翻訳・補足したものです。