宅配バッグOKIPPAを提供するYper株式会社は、株式会社ストライプインターナショナルが運営するファッションサブスクリプションサービス「メチャカリ」と、OKIPPAを利用した非対面集荷の実証実験を東京都世田谷区で実施する。

 

今回の実証実験は、玄関前の簡易宅配ボックスOKIPPAを用いて非対面で集荷を行うことで、ユーザーの返送時の発送作業負担をなくし、ユーザーの利用頻度や満足度向上を図る取り組みである。ユーザーは、レンタルしたファッションアイテムの返却方法として、アプリでヤマト運輸による集荷を選択し、梱包した返却物をOKIPPAに入れて、指定日に自宅前に置いておくだけで返送ができるようになる。

 

OKIPPAは、煩雑な再配達受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックスである。不在中だけでなく在宅時でも、非対面で荷物の受け取りが可能である。玄関ドアノブに簡単に設置でき、使用時以外は手のひらサイズに折りたためるため、常設していても玄関の場所を取らない。また、盗難や個人情報漏洩対策にも取り組み、アプリからいつでもどこにいても荷物の受け取りと到着確認が可能である。EC(ネット通販)のヘビーユーザーや、宅配ボックスがない住居に住む人などを中心に全国13万世帯以上が利用している。

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「メチャカリ」は、人気ブランドの新品アイテムを定額で何度でもレンタル可能なファッションサブスクリプションサービスである。「メチャカリ」のユーザーは、アプリからレンタルするアイテム選択、宅配便で受け取り、返却時には自身で宅配便の発送を行う。「メチャカリ」が実施したユーザーアンケートでは、アイテム返送の作業を負担と感じている利用者が多いことがわかった。

そこで今回の実証実験で、OKIPPAを用いて非対面で集荷を行うことで、ユーザーの返送時の発送作業負担をなくし、ユーザーの利用頻度や満足度向上を図る。

新型コロナウイルス感染防止対策として、物流業界では「置き配」など非対面受取が注目を浴びているが、戸建て・集合住宅問わず、玄関前から集荷を非対面で行うのは物流業界において初の取り組みとなる。