株式会社Paidyが提供する決済サービス「Paidy」が、株式会社SEPALが提供する物販ソリューション「ライブセルフオーダー」に、12月上旬より本格導入された。
「ライブセルフオーダー」は多様な決済方法に対応した販売・購入システム、「いつでも」「どこでも」を実現するグッズ受取システムと、会場販売とオンライン販売を一元管理する在庫管理システムが特徴の物販ソリューションだ。事前購入における注文殺到の解消、グッズ販売会場における混雑の緩和など、イベントでのグッズ購入・販売の問題を大幅に改善する。
一方、「Paidy」は、事前登録、クレジットカードの利用がなくとも、メールアドレスと携帯番号だけで簡単に支払いが可能となっており、「ライブセルフオーダー」との連携をすることで、ECサイトにおける事前グッズ購入が可能となった。これにより、利用者はイベントでのグッズ販売会場では商品の受取りのみで、購入のために長蛇の列に並ぶ必要がなくなる。
例えば、「ライブセルフオーダー」は今年9月に行われた「国際女子テニストーナメント」に導入され、ここでの「Paidy」決済のシェアは本格導入前にも関わらず全てのオンライン決済のなかで10%を超え、試合結果の速報等を見てグッズ購入を希望した利用者には、欲しい瞬間を逃すことなく購入を可能とした。
拡大傾向にあるライブ・エンタテイメント市場において注目をしたいのが、上記で述べたような「グッズ販売」で、近年ライブグッズは、アーティストの活動を応援する手段や、利用者がライブを楽しむためのツールとしての役割を果たすようになってきている。それに伴い、グッズ購入方法やタイミングも多様化しており、「公演当日に会場のグッズ販売所で開演前に購入」する以外に、「事前購入サービスで購入し、公演当日を迎える前に受け取る」などEC利用も多くなってきている。
このような背景から、多様化するグッズ購入・販売を、購入者、物販業者様両方の目線から、より快適にイべントを楽しめる為のサービスを目指し、それをシンプルかつ利便性を高めたものが、OMO型2イべント物販ソリューション「ライブセルフオーダー」なのである。
「ライブセルフオーダー」を提供するSEPAL社は株式会社テレビ東京コミュニケーションズとの資本提供を発表し、テレビ東京、BSテレビ東京との連動を主軸としたエンタテイメント領域の拡大推進を進めつつ、需要の高まりつつあるオフラインイベントの開催を増やすべく、各EC・物流との連携強化や新しいコンテンツ開発、イベント部隊の強化を行なっていく予定とのこと。
一方Paidyは決済サービスの提供を通し、同社の事業拡充と、ライブ・エンタテイメント市場の活況を目指し、貢献していきたいと述べた。