フランスでは昨年、eコマースにおけるFMCG(日用消費財)の売り上げシェアが7.1%を占めた。このシェア率はヨーロッパ内で最も高く、次いでイギリスが6.3%、ドイツが1.4%であった。

これは、フランスの電子商取引・通信販売事業者協会Fevadの依頼でマーケティング調査&データ分析会社Nielsen Instituteが行った調査によるものである。Fevadは日用消費財のオンライン購入に関し、フランスがいかにして「ヨーロッパチャンピオン」になったかを報道する際に、そのニュースのタイトルを全て大文字にして伝えている。

 

アメリカをも上回るフランス

フランスはヨーロッパでまさにナンバーワンであるが、世界的に見てもそのFMCGシェア率でアメリカ(5.6%)をしのいでいる。しかし韓国(20%)や中国(18%)には及ばなかった。

 

車や徒歩によるクリック&コレクト

フランスがオンライン購入において日用消費財の購入率が高い理由の1つに、クリック&コレクト(オンラインで商品を購入し、実店舗や宅配ボックスなど自宅以外の場所で商品を受け取る方法)の人気が挙げられる。クリック&コレクトは、多くの買い物客のルーチンの一部となっている。また、クリック&ドライブ(オンラインで商品を購入し、ドライブスルーで商品を車で、もしくは徒歩で受け取る方法)の人気も高まっている。

 

※当記事は英国メディア「E-Commerce News Europe」の5/24公開の記事を翻訳・補足したものです。